いつもお世話になっております。

SISCメンバー竹山です。

早いもので2016年も2月になりました。

寒い日が続きます。皆様、体調等崩さないようお気をつけください。

 

さて今回は

中小企業庁による

平成27年度補正予算 ふるさと名物応援事業補助金(JAPANブランド育成支援事業)

http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/2016/160201Jbrand-koubo.htm

をご紹介させていただこうと思います。

こちらの補助金、

TPP交渉参加11カ国への市場獲得を目指す複数の中小企業等が連携して、

優れた素材や技術等を活かし、その魅力をさらに高め、

世界に通用するブランド力の確立を目指す取組みに要する経費の一部が補助されるもので、

地域中小企業の海外販路の拡大を図るとともに、地域経済の活性化及び地域中小企業の振興に寄与することが目的となっております。

ポイント①『TPP』

こちらの補助金、昨年等も実施された補助金なのですが、昨年までなかった『TPP』というキーワードが

今回記載されています。昨年度等は、「海外展開」という大きな枠組みでしたが、今回は

補助対象事業が、TPP交渉参加11カ国への市場獲得を目指す事業(市場獲得を目指す国が複数ある場合、半数以上がTPP交渉国であること。)に限定されています。

TPP交渉参加11カ国、具体的にはオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、ベトナムとなります。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/tpp/

ポイント②『複数の中小企業等が連携』

こちらの助成金、一般社団法人、一般財団法人、特定非営利活動法人等も補助対象者となりますが、

中小企業が申請を行う場合、中小企業者の4者以上の連携体であることが求められております。

単なる取引関係や資本関係にある事業者との連携であり、実質的に個別中小企業の取組と認められる場合には補助の対象とは認められませんので、注意が必要です。

【助成対象事業】

①戦略策定支援事業

地域中小企業が海外販路の拡大を図るため、優れた素材や技術等を活かした製品の魅力を高め、海外のマーケットで通用するブランド力を確立する目的で、参画する中小企業等の共通認識を醸成し、自らの現状を分析し、明確なブランドコンセプトと基本戦略を策定するものであること

補助金額:200万円以内(下限100万円)

補助率:定額

補助期間:交付決定日~平成28年3月末日

補助対象経費:謝金、旅費、事業費

②ブランド確立支援事業

地域中小企業が海外販路の拡大を図るため、優れた素材や技術等を活かした製品の魅力を高め、海外のマーケットで通用するブランド力を確立するために必要な試作品開発や展示会出展などを行うものであること

補助金額:2,000万円以内(下限100万円)

補助率:補助対象経費の2/3以内 

補助期間:最長3年間(単年度ごとに応募)

補助対象経費:謝金、旅費、事業費、試作等開発費

 

ふるさと名物応援事業補助金(JAPANブランド育成支援事業)、ご検討してみては如何でしょうか?